講座・イベント開催の様子
9月の講座・イベント開催の様子
旬の献立
がっつり秋の中華
大連ご出身の先生に、食欲の秋にふさわしい、ごはんがすすむお母さんの味をご伝授いただきました。
茄子は、あまりかき混ぜずにソースとからめるのがポイント。塩味と辛味のバランスを見ながら、好みの味に仕上げます。
青梗菜の和え物では、他の野菜にもおいしく使える便利なソースを教えていただきました。
あんなものにも、こんな野菜にも・・・と、参加者同士で話が弾み、ひとつのソースでメニューが広がります。
免疫力アップや疲労回復・老化防止によいとされるクコの実や松の実などをトッピングし、生薬効果もプラス。
特にクコの実は保湿効果・美肌効果があるので、夏疲れの肌ケアが必要な今にぴったりです。
家庭料理に取り入れ、毎日実践してこその医食同源ですね。
参加者の皆さんがお互いにアドバイスし合ってコミニュケーションもとてもよく、料理の話に花を咲かせながら、がっつりいただきました。
四季の彩
秋色の食卓
秋の味覚の代表きのこをふんだんに使った「きのことろごはん」と「秋の白和え」、「さつまいもの肉じゃが」で1枚のプレートが秋の香りいっぱいになりました。
きのこは一度オーブンで焼くと、きのこ臭さが消えて良い風味となり、味付けの失敗がなくなると教えていただきました。
ほっかほっかのごはんに、きのこのあんかけが新しい感覚でした。
白和えは具材をかえてアレンジしやすいので、コツを覚えておくと四季折々楽しめる一品ですね。
さつまいもの肉じゃがは、さつまいもの甘みをバターの香りで仕上げ、さっぱりとした味のなかにもコクのある肉じゃがになりました。
ちょっとしたことですが、さつまいもにおしゃれ感が出ました。
からだに優しい味は、夏の疲れを癒してくれますね。
語りで誘う日本の心
小泉八雲と女性たち
アイルランド人の父・ギリシャ人の母を持ち、日本人として生を終えた文豪・小泉八雲。その人生に深く関わった女性たちに視点を置き、ご令孫・稲垣明男氏に身内から見た人となりをお話しいただきました。
定員をはるかに超えるご応募をいただきましたが、稲垣氏、語り手の木村先生が2回講演してくださり、応募者全員に参加していただくことができました。
生みの母との別れ、若き日に想いを寄せた女性、セツ夫人との心温まるエピソードなどを伺い、八雲の感性がどのように研ぎ澄まされていき、作品にどう映し出されたのか垣間見ることができました。
また、稲垣氏が八雲以降の小泉家の家紋が入った紋付き袴でご登場くださり、今に繋がる八雲の存在を強く感じられました。
木村先生の語りは臨場感あふれ、どんどん引き込まれていきます。
9/26は小泉八雲のご命日です。八雲の心に眠る「日本の心」を作品から読み解きながら、秋の夜を楽しみたいものです。
大人のおやつ
マロンパイ
台風18号の影響による悪天候の中、大人のおやつにふさわしい贅沢感たっぷりのマロンパイを作りました。
サックサクの生地に、濃厚なアーモンドクリームとまるごと使った渋皮煮が豪華さを出してくれます。
今回は、食べやすいアニュメットタイプのものを作りました。
簡単ではありますが、一つひとつの作業を丁寧にしないと、仕上がりがくずれてしまいます。
また、クリームは少なすぎても多すぎても、パイ生地とのバランスが悪くなり、おいしさの邪魔をしてしまいます。
おいしいおやつを食べる時は、飲み物も丁寧に淹れたくなりますね。
「ワインも合いそうだなー」と男性参加者。
良さを知り、自由に楽しむことこそ「大人」ですね。
皆さんとてもきれいに焼きあがりました。
手土産にも喜ばれる一品です。
和の香り美人
匂い袋作り
自然の香木を調合し、世界にひとつ自分だけの香りの匂い袋を作りました。
白檀を主香料とし、その他8種類それぞれの原料の香りの特徴を考え、少しづつ加えていきます。
ほんの少しの量で変化していく香りを楽しみつつ、自分の感性を信じ調合していきます。好みの香りに変えていく過程はとても新鮮でした。
先生お手製の袋は巾着型と平型、好きな形を選びます。布の柄選びも楽しいものです。
香文化や原料の生薬効果、お香の歴史についても学び、日本人の心に根付く感性を呼び覚まされた時間でした。
部屋の中は高貴な香りに包まれ、雅やかな幻想の世界を味わうことができました。
和の香りは心が落ち着きます。
心のゆとり・安らぎを感じる贅沢なひととき・・・日常にも必要ですね。
おいしいサンドイッチ
15分でできるパパッとサンド
本年度5回開催予定の「おいしいサンドイッチ」の2回目が開催されました。
今回のテーマは、「15分でできるパパッとサンド」
メニューは、豚肉のスパイス炒めサンドと、ツナのカレーマヨネーズサンドです。
スパイス炒めサンドのポイントは、豚肉をカリッと焼くこと!カリッと焼くことで、脂っぽさがなくなります。ニンニクとクミンパウダーでスパイシーな香りをプラス、レモン汁を入れてさらにさっぱり感を出します。
そして、サンドする時の決め手はレタスののせ方。レタスを丁寧にのせると具材が崩れにくくなるそうです。
ツナのカレーマヨネーズサンドのポイントは、カレーマヨネーズのかくし味のケチャップです。
カレーの風味が優しい味わいになりました。
そしてそして、何と言ってもサンドイッチに大切なのは、具材とパンの相性ですね!
同じ具材をいろいろなパンでサンドしてみて、自分なりの絶品サンドを作り出すのも楽しいですね。
おまけで、おいしいフレンチトーストの作り方も教えてくださいました。