講座・イベント開催の様子


 

語りで誘う日本の心

更新日時:2016-02-13
時の名作・昭和
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「時の名作」と銘打ち、開催してきた今年度の「語りで誘う日本の心」ですが、「江戸」「明治の文豪」に引き続き、最終回は「昭和」でした。
作品は、向田邦子作「犬小屋」・高田郁作「返信」・江國香織作「ラブ・ミー・テンダー」
実際私たちが生きてきた時代であるだけに、作家に描き出された昭和の情景が、語り手の巧みな表現力によりさらに色濃く映し出され、なつかしさや温かさ、せつなさなどさまざまな想いを感じながら作品の世界へ引き込まれていきました。
バックに流れたエルビスの甘い歌声が、これまたたまりません!
love me tender~love me sweet~と会場を優しく包み込んでくれました。

作品に陶酔した後は、和やかな雰囲気の中で茶話会が開かれました。
今日の作品の感想だったり、好きな作家の話だったり・・・。同じ作品でも、人によって解釈や捉えどころが違うので、感想を言い合うことで作品の深みがさらに増しますね。

映像で観るのとは違う、自分で読むのとも違う。
語りは、自らの想像力をもってイメージを増幅して認識できるところが魅力です。
その魅力にすっかりはまり、心ふるえる素敵な時間でした。



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