冷汁は埼玉県や宮崎県、その他の地域にも類似している料理があります。山形の冷汁は、季節の茹で野菜と数種の乾物を煮たものを冷ましてから汁ごと和えた具だくさんのお浸しです。
米沢藩に古くから伝わる料理で、合戦の出陣式に振舞われたといわれています。
寒い地域には、乾物や旬のものを加工して保存するなどの生活の知恵がたくさんあります。
昔からの知恵は、人と自然が仲良く暮らすためのものばかりですね。
干し貝柱と干ししいたけの良い出汁で、薄味でもおいしく食べることができました。むしろ、調味料の味はほとんどいらないくらいです。
「凍みこんにゃくの食感が新しい!」と参加者。
青・赤・白・黒・黄の五色を意識すると、栄養のバランスもよくなりますね。
だしは作っておくと大活躍する一品です。そのままご飯にかけるのはもちろん、冷奴・そうめん・茹でたお肉や刺身にのせる、とろろや納豆にまぜるなどなど・・・。
この夏、やみつきになりそうです。
玉こんにゃくの煮汁に混ざっているものは、刻みイカだったのですね。鰹節かと思ってました。どうりで濃厚な味がするはずです。
そして、デザートはずんだ餅。作りたての餡、香りがサイコーですね!
ふるさと・・・その響きにふさわしいあたたかさを感じる山形のおふくろの味でした。
次回は、8/23(火)地元神奈川の大山豆腐です。